見分け方は顕微鏡を使わなければならないという。
変形菌と言われるのがよくわかります。このホコリさんは変化のスピードが速く、1〜2日の間で、白☞オレンジ☞チョコレート色☞焦茶☞黒☞灰色☞褐色 と変化するようです。変化中のホコリさんがたくさんいたので変化の様子がわかりました。以前髻山で何日か通って見たヤリカミノケホコリですが、今日は撮影を始めたら雨が降ってきてしまい、満足な写真が撮れませんでした。現場までは1時間半ほど山登りが必要なので毎日は通えません。このチョコレート色の子実体の状態はみずみずしく魅力的ですが、すぐ変化してしまうようです。
全体を見るとブドウの房のように並んでいます。一つ一つはブルーベリーのよう。大きさは径0.5mmぐらい。初めは朽木の汚れにしか見えませんでした。子嚢のてっぺんに丸い端盤があります。
黒く光る虫がいます。変形菌を食べて一生を朽木で過ごす虫がいるそうです。地附山は朽木の宝庫ですから、たくさんいるに違いありません。
コムラサキホコリを撮影したところ、沢山の虫が写っていました。ホコリを食糧とする虫でしょう。子実体になってしまったホコリさんは逃げていくことはできないんだ!
細毛体が残っている子嚢の状態を表面網というそうです.コムラサキホコリはこの表面網がムラサキホコリに比べ不完全なのだそうです。顕微鏡の世界ですが。